水成ニ酸化塩素の用途 |
優れた化学物質ではありますが、分子構造上不安定な物質であり、その取扱いが非常に難しいニ酸化塩素を「長期間保存」したり「運搬を安全にする」などのため長年に亘り、研究と経験を積み上げて作られた製品が「水成ニ酸化塩素製剤」です。この水成ニ酸化塩素製剤は、我が国でも水道水への添加、また最近亜塩素酸ナトリゥム溶液として食品添加物の認可を受けている他、様々な用途としてそれぞれ認可を受け販売されておりますが、アメリカおよびヨーロッパでも、様々な用途に応用され、更には病院・学校・研究機関などで最先端の「除菌剤」「研究用」などとして使われています。
そのほか:1.一般的な消臭/脱臭剤としての応用 2.食品加工工場への応用 3.飲料水あるいは廃水への応用4.水貯蔵システムあるいは冷却システムなどへの応用 5.遊泳プール/浴槽/温泉などの除菌、ほかへの対応 6.バイオフィルム制御 7.除菌/消臭を主体としたビル・メンテナンスへの応用 8.工業用など と広範囲に応用され、使用されています。 |
水成ニ酸化塩素の優位性 |
当該水成ニ酸化塩素製剤は、全てアメリカ合衆国の政府関係機関[環境保護庁(EPA)・食品薬品局(FDA)並びに農務省(USDA)]の許認可を受け製造・販売されている安全な製品です。水道水の除菌剤として使用されてるほか、アメリカ国内では一般家庭用として「除菌剤」あるいは「脱臭・消臭剤」として、利用されています。工業用としても様々な所で除菌剤そして制菌剤として使用されているほか、農水産物用の鮮度保持剤として、多目的な用途に使われています。広範囲に亘るバクテリア、カビ類およびその他のウイルス・菌に対する有効性が確認・立証され、容認されてきた結果であります。その除菌力は、従来の除菌剤であるアルコール、石炭酸、逆性セッケン、クレゾール類、ハロゲン塩類、複合製剤あるいは、他の類似のニ酸化塩素製品などをはるかに凌ぐ製品であることが証明されているからです。また水成ニ酸化塩素製剤は、除菌・消臭以外にも水中汚染物質であるフェノールや鉄分あるいはマンガン、または硫化水素などを化学反応で無害化するばかりでなく、有機物質の制御に著しい効果を見ることができます。 |
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二酸化塩素 の除菌能力 |
強力な酸化作用によってウイルスや細菌、カビなどの各種ウイルス菌を除去。例えば、ウイルスを撲滅するには、次亜系漂白・除菌剤を30分から1時間程度つけておく必要がありますが、二酸化塩素では、わずか2分間程度で除菌可能です。また、長い残留効果も見られる事から悪性ウイルスなどに対しても有効です。
次亜塩素剤との比較 |
臭いの成分を酸化、分解力 |
約2.5倍 |
反応速度 |
約 3 倍 |
除菌力は |
約 7 倍 |
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二酸化塩素 の安全性 |
現在、国内で水の除菌と言えば、塩素ガスまたは次亜塩素酸ナトリウムでの塩素除菌が主流です。塩素除菌では、塩素と水中の有機物が反応してトリハロメタンなどの副生成物ができてしまいます。水道水に含まれる残留塩素で細菌などの病原微生物を除去できるかわりに、人体の健康を損なう環境汚染物質として懸念があります。トリハロメタンは肝障害や腎障害を引き起こすことが知られており、アトピー性皮膚炎などの原因とも考えられています。有機物の多い水の塩素除菌では、トリハロメタンなどが生成されますが、二酸化塩素除菌ではほとんど生成されません。欧米ではすでに「二酸化塩素」による除菌を「亜塩素酸除菌」と呼び広く普及し、一般的になっています。 |
水成ニ酸化塩素は合衆国政府機関により全て認証されています |
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当該製品は、EPA、FDAあるいはUSDAに代わるNSFに認可登録されている製品です。
我が国においても、厚生労働省より「食品と接触する全ての硬い表面の最終サニタイザー」として並びに「飲料水の除菌薬」として容認されており、平成16年3月には“keeperPRO”が『食安基収第1-36号』として食品添加物として承認されました。 |
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